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伊勢うどんの食べ比べ!食と文化を楽しみながら、しっかりと仕事をするワーケーション体験

宿泊施設

2022.5.09

ビジネスホテル山本

伊勢うどんの食べ比べ!食と文化を楽しみながら、しっかりと仕事をするワーケーション体験

「伊勢」という言葉を聞いて「伊勢神宮」を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。今回は、あえて伊勢神宮には行かず、しっかり仕事を片付けながら、伊勢うどんの食べ比べや伊勢河崎商人館を楽しむワーケーションを体験しました。

オーナーからのご提案

11時頃に伊勢市駅に到着。宿泊先である「ビジネスホテル山本」は、伊勢市駅から徒歩3分の場所にあるので、今回、車は使いません。

伊勢うどんの食べ比べ!食と文化を楽しみながら、しっかりと仕事をするワーケーション体験

まずは伊勢市駅の目の前にある「外宮参道」をブラブラと歩きます。わかりづらいのですが、写真の一番奥が伊勢神宮の外宮となります。昔からのお店もあれば最近できたお店もあり、歩いているだけでも楽しい通りとなっています。
一通り歩いたところで、Wi-Fi環境のあるカフェにてメールチェックや返信などの簡単な仕事をします。

伊勢うどんの食べ比べ!食と文化を楽しみながら、しっかりと仕事をするワーケーション体験

13時に今日の宿泊先となる「ビジネスホテル山本」に到着しました。チェックインは16時からなのですが、予約のお電話をさせていただいた時に、荷物を預かっていただけて、かつ自転車を貸していただけるとのことだったので、かなり早いのですが、荷物を預けにお邪魔しました。

※チェックイン前の荷物の預かりや自転車のレンタルは、事前に電話での相談が必要となります。

伊勢うどんの食べ比べ!食と文化を楽しみながら、しっかりと仕事をするワーケーション体験

オーナーの山本雅則さんは、NPO法人の理事長や防災コーディネーターなどの顔を持つアクティブな方です。地域全体を盛り上げたいと考えられ、飲食店の方々と連携を取りながら様々なことに取り組まれようとしています。

今回、ワーケーションとして宿泊をしたいとお電話させていただいた時も、こちらの要望をもとに、いくつものご提案をいただきました。
その中の1つが「伊勢うどんの食べ比べ」。山本さん曰く「伊勢うどんは、お店によって味が違うのでぜひ食べ比べしてほしい。それができるのは伊勢だけかもしれない」。
「おもしろいなぁ」と思い、体験してみることに。

山本さんによると、「ワーケーションで宿泊される方の要望に合わせてプランを考えていきたい」とのこと。伊勢でワーケーションをされる際は、ぜひビジネスホテル山本に宿泊しオーナーにご相談ください。地元ならではのアイデアやお話をお聞きすることができます。

伊勢うどん1食目と伊勢河崎商人館

伊勢うどんの食べ比べ!食と文化を楽しみながら、しっかりと仕事をするワーケーション体験

お昼ご飯をまだ食べていなかったので、ホテルで自転車を借り、山本さんにご紹介いただいたいくつかのお店の中から「山口屋」へ。ビジネスホテル山本からは自転車で2分程のところにあります。店内にはたくさんのサイン色紙がありました。

伊勢うどんの食べ比べ!食と文化を楽しみながら、しっかりと仕事をするワーケーション体験

こちらが1日20食限定の「郷土食膳」。伊勢うどんの他に、カツオの漬けと酢飯と生姜がマッチした「てこねずし」と、干したサメの肉をふっくら焼き上げた「さめのたれ」がセットになっています。
カツオ節、サバ節、ニボシを使った自家製のタレは、魚介の旨味がしっかり効いていて、見た目の黒さに反して最後まで飲み干せるほどスッキリしていました。アヤヒカリを使った自家製麺はもっちりした食感でとても美味しかったです。

伊勢うどんの食べ比べ!食と文化を楽しみながら、しっかりと仕事をするワーケーション体験

写真は、山口屋3代目店主の山口敦史さん。お客さんは県外の方が多いそうです。優しい口調と雰囲気が印象的でした。

伊勢うどんの食べ比べ!食と文化を楽しみながら、しっかりと仕事をするワーケーション体験

山口屋をあとにして、自転車で10分程のところにある「伊勢河崎商人館」を訪れました。2001年に国の登録有形文化財に登録された建物です。建物の寄贈を受け、伊勢市が敷地を買収、修繕を行い、2002年に伊勢河崎商人館として開館しました。

伊勢うどんの食べ比べ!食と文化を楽しみながら、しっかりと仕事をするワーケーション体験

管理運営は、「NPO法人伊勢河崎まちづくり衆」が行っています。江戸、明治、大正の頃の部屋や物を見たりしていると、タイムスリップをしたような錯覚に陥ります。

伊勢うどんの食べ比べ!食と文化を楽しみながら、しっかりと仕事をするワーケーション体験

館内には日本最古の紙幣である「山田羽書」や、明治42年〜昭和50年初期まで製造されていたサイダー濾過施設など、貴重な展示や建物があり、まちの発展に関わってきた商人の力と懐の深さに触れることができます。

6時間の仕事とビフテキ丼

伊勢うどんの食べ比べ!食と文化を楽しみながら、しっかりと仕事をするワーケーション体験

伊勢河崎商人館で商売とまちづくりについてやる気をもらったあと、自転車で12分ほど走って「ビジネスホテル山本」に戻りました。
ワーケーションという言葉が生まれる前に、お客様から「図面をおける広いテーブルが欲しい」という要望があったそうで、部屋にはしっかりした広めの机が備え付けられています。

このテーブルを使って、食事まで3時間程、集中して書類作成などの事務作業を行いました。

伊勢うどんの食べ比べ!食と文化を楽しみながら、しっかりと仕事をするワーケーション体験

19時頃にホテルから徒歩3分のところにある「豚捨」で晩ご飯を食べます。豚捨は、伊勢市の老舗和牛専門店で、伊勢近郊の専属契約農家で丹精込めて肥育された、未経産の黒毛和牛のみを取り扱っているそうです。

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店舗は三重県内に4店舗、東京に1店舗あります。この「外宮前店」では牛丼が有名なのですが、しっかり仕事を頑張ったので奮発してビフテキ丼を注文しました。程よく脂の乗った柔らかいステーキと甘辛いタレが食欲を刺激し、ペロッと完食しました。

伊勢うどんの食べ比べ!食と文化を楽しみながら、しっかりと仕事をするワーケーション体験

ホテルに戻ってシャワーを浴びた後、21時から24時までガッツリと企画書作成などの仕事をしました。本当に集中して仕事ができたため、通常2日間かかる作業を、夕方3時間と夜3時間の合計6時間で仕上げることができました。

伊勢うどん2食目を堪能

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翌朝は、10時にチェックアウト。カフェで2時間程、メール返信や情報収集などを行いました。チェックアウト後も、荷物を預かっていただいたり、自転車をお借りしたりできるとのことなので、ぜひ山本さんにご相談ください。

伊勢うどんの食べ比べ!食と文化を楽しみながら、しっかりと仕事をするワーケーション体験

2日目のお昼は「ビジネスホテル山本」から徒歩1分のところにある「じろべえ」へ。ここも山本さんにご紹介いただいたお店の中の1つです。
店内は、カウンター席5つとテーブル席2つ。

伊勢うどんの食べ比べ!食と文化を楽しみながら、しっかりと仕事をするワーケーション体験

注文したのは「月見伊勢うどん」。そういえば伊勢うどんに卵を入れたことなかったなぁと思い、これを注文しました。
1日目の山口屋と比べて、麺はやわらかめで、タレは甘め。確かに同じ伊勢うどんでも味が全然違います。甘めのタレに卵がからんで癖になる美味しさでした。

伊勢うどんの食べ比べ!食と文化を楽しみながら、しっかりと仕事をするワーケーション体験

「じろべえ」の大将と女将。お店は15年目で、女将が長年飲食店で働かれていたこともあり、夫婦で起業されたとのこと。メニューにある「めかぶ伊勢うどん」は、大将の出身である答志島のめかぶが使われているそうなので、次に行く時は「めかぶ」にしたいなと思いました。お客さんと仲良くお話されている姿が印象的なお2人でした。

最後に、外宮参道でお土産を購入して、ワーケーションを終了しました。今回のワーケーションはしっかりと集中して仕事をして、良い成果を出すことができました。また「伊勢うどん食べ比べ」という伊勢ならではの面白い体験もできて大満足のワーケーションでした。

過ごし方の一例

<1日目>

11:00 伊勢市駅に到着。
    外宮参道をブラブラ見ながら、カフェでメールチェックなどをする。
13:00 「ビジネスホテル山本」に到着。
 荷物を預かっていただき、自転車を借りる。
13:10 「山口屋」で昼食。
14:00 河崎地区をブラブラした後、「伊勢河崎商人館」で歴史に触れる。
16:00 ホテルに戻ってきてチェックイン。
    書類作成やメールチェックなどの仕事。
19:00 「豚捨」で晩ご飯。
20:00 ホテルに戻り入浴。
21:00 企画書作成などの仕事をする。
24:30 就寝。

<2日目>
8:30  起床
10:00 チェックアウト
10:10 カフェにてメールの返信などの仕事。
12:00 「じろべえ」で昼食。
13:00 伊勢市駅近くのお店でお土産などを購入。
13:40 伊勢市駅で電車に乗り、ワーケーション終了。

施設の紹介

ビジネスホテル山本
〒516-0074 三重県伊勢市本町6−19

ビジネスホテル山本

伊勢うどん 山口屋
〒516-0072 三重県伊勢市宮後1丁目1−18

伊勢うどん 山口屋

伊勢河崎商人館
〒516-0009三重県伊勢市河崎2丁目25−32

伊勢河崎商人館

豚捨 外宮前店
〒516-0037 三重県伊勢市岩渕1丁目1−33

豚捨 外宮前店

じろべえ
〒516-0074 三重県伊勢市本町6−11

じろべえ

ライター情報

川北 輝

1979年生まれ。42歳。ワーケーション初心者です。好きな食べ物は、カレー、麺類、辛いもの、甘いもの、納豆。苦手な食べ物は、サバ(アレルギー)。趣味は、ボードゲーム です。よろしくお願いいたします。