奥伊勢のワーケーションで見つける今後の働き方の形

町内全域がユネスコエコパーク（生物圏保存地域）に登録されている大台町にあるホテル『奥伊勢フォレストピア』。奥伊勢では珍しい天然温泉も楽しめます。
ここを拠点に2泊3日のワーケーションを体験いただきました。

今回のワーケーション体験者

保冷剤や作業用手袋の企画開発・製造を行う『三重化学工業株式会社』の社員5名で体験。近年導入されているテレワークやワーケーションに関心がある企業で、自社に取り入れるきっかけにもなればということでご参加いただきました。

【1日目】ゆったりとした空間で取り組むワーキング

お昼過ぎに『奥伊勢フォレストピア』に到着。広々としたロビーにて各々スケジュール管理やメールチェックなどの作業に。周りの宿泊客などの声も特に気にならないくらい静かな空間で集中できます。

その後は全体ミーティング。普段使用している会議室とは違う、ウッド調で落ち着いた空間のおかげで、リラックスした気分でのぞめます。

夕食後は、外で焚き火を囲んでミーティング。プライベートでの会話とは一味違って、仕事の話を中心に意見交換していきます。

１日目はこれにて終了。

【2日目】チームワークをさらに高めるアクティビティ体験。

2日目のスタートは本社、工場とzoomを繋いでの朝礼。電波が途切れることはなく、スタッフ間での連絡事項も難なく共有できます。

朝礼後は野外でミーティング。リフレッシュした気分で仕事に取り組めます。周りにも川や自然があるので少し休憩を取りながら散策してもいいかもしれません。

室内に戻って、水質の違いによるゲル化実験を全員で。テーブルもかなり大きいので資料等、たくさん並べても気になりません。

日が暮れる前にミーティングを終え、山登りのアクティビティを体験。
ガイドの『Verde大台ツーリズム』の野田さんと共に、標高700m超の『北総門山展望台』を目指します。

この日は雨があがった後の「もや」に日光が差し込んで、幻想的な光景を見ることができました。ガイドの野田さんも初めての体験とのこと。

真っ直ぐに伸びる植林や、雑木林などの植物の知識を野田さんから教わりつつ、さらに奥へと進んでいきます。

30分ほど掛けて無事、山頂に。この日は天候にも恵まれ、清流宮川から大台町の町並み、山々までくっきりと見渡せることに成功。
一緒に仕事を終えた後だったこともあり、団結感も生まれ、喜びを共有していた様子でした。

その後は、奥伊勢フォレストピア敷地内のガラスハウスで、三重県在住の竹あかり作家、川渕さんによる竹あかり空間展示を見学。一つずつ違う高さと穴の大きさ、溢れでる光の量のバランスは圧巻です。旅の疲れが癒されるはず。

宿に戻り、夕食を食べて２日目終了。

【3日目】地域の取組を知ることで町の魅力を再確認。

最終日のはじまりも、ロビーでの作業から。個室ではないので意見交換などもお気軽に。
1時間ほど作業後にホテルをチェックアウト。

事前にアポイントを取っていた大台町役場の森本副町長に表敬訪問。事業のプレゼンテーションのほか、大台町の取組についてもお聞きします。
ワーケーションで大台町を訪れ、さらに地域の方々に出会い、改めて町の魅力を知るきっかけに。

2泊3日の体験を終えてみて。
「普段、同僚とこんなにも長く時間を過ごすことがないので、職場以外のプライベートな一面も見れて良かったです。自然を感じるアクティビティな体験ができてリフレッシュするきっかけにもなりました。あまり行くことがない地域でワーケーションをすることで、その地域の方々や企業と関わるきっかけにもなりますね」と社員の方々。

「はじめてのワーケーション体験の中でも、特に朝礼をzoomで問題なく行うことができたのはすごくいい経験になりました。この働き方をすぐに取り入れるというより、今後も試行錯誤しながら前向きに考えていけたらなと思います」と山川社長。

今回参加した方はまた機会があればぜひやってみたいとのこと。企業チームでのワーケーションもオススメです。

＜過ごし方の一例＞

【1日目】
14:30　『奥伊勢フォレストピア』に到着。週間スケジュール検討、メールチェック
16:30　集合打ち合わせ、散策、ワーク
18:30　夕食
20:00　焚火を囲んでミーティング

【2日目】
8:00　朝食、リモートで全社(本社、3工場)朝礼
8:30　ワーク
11:00　ミーティング
12:00　昼食
13:30　オンラインセミナー聴講、オンライン商談
15:00　取材、アイデア出しミーティング
16:00　『北総門山展望台』へハイキング
18:30　温泉、『竹あかり春光』空間展示を見学
19:30　夕食

【3日目】
7:30　朝食
8:00　ワーク
10:00　『大台町役場』の森本副町長に表敬訪問
13:00　ワーケーション終了