熊野灘に面し古くから漁業、林業で栄えてきた尾鷲市。世界遺産・熊野古道伊勢路が通る他、温暖多雨な気候と黒潮によって、全国有数の降水量を誇る地でもあります。
そんな尾鷲市で体験できるのは、登録有形文化財「見世土井家住宅」でのテレワークや、古民家での民泊。ちょっとノスタルジックなワーケーションを体験できそうです。
今回のワーケーション体験者
体験していただいたのは、亀山市にお住まいの橋爪さん。趣味の釣りが高じ、現在は、全国各地で、自分で釣った魚を持ち込んで食すことができる飲食店を紹介するサイト「つりキッチン」を運営しています。
三重県内でも有数の釣りスポットとしても知られる三木浦漁港周辺でワーケーションを体験した、橋爪さんの２泊３日をご紹介します。
【１日目】「見世土井家住宅」でリモートワークスタート
1931年に建築され、登録有形文化財に指定されている「見世土井家住宅」。アール・デコ様式と数寄屋座敷が調和した空間が広がるこの和風で、モダンな建造物が、コワーキングスペースとして開放されています。
「自然光が差し込む窓辺で、とても落ち着いた気持ちで仕事に取り組むことができました。」と橋爪さん。
作業に疲れてきたら縁側で日本庭園を眺め、気分をリフレッシュすることもできます。
民泊「三木浦ソワイ」周辺を散策・趣味の釣りでリフレッシュ
宿泊施設、三木浦ソワイの目の前には釣りスポットがあります。橋爪さんもこの場所で夕食の食材調達に挑戦。
運が良ければタイやカツオなども釣ることができるんだとか。
【２日目】この場所ならではの贅沢な朝食にありつく
さすがは全国有数の降水量を誇る尾鷲市。２日目はあいにくの雨になりましたが、雨が降り出す前に目の前の漁港へ。「人気の釣りスポットなので、普段なら朝から釣り人でいっぱいになりますが、この日は贅沢に１人で釣りを楽しむことができました。」と橋爪さん。
20分ほどで、見事アジを釣り上げたそうです。
釣りたてをすぐに味わえる贅沢
釣ったアジはすぐに民泊に持ち帰り、さばいて刺身定食に。「魚をさばくための道具も揃っていて便利ですし、なにより釣りたてをすぐに味わえることなんて滅多にできない。歯応えがあって、最高でした。」と橋爪さん。
午後は古民家で静かにテレワーク
橋爪さんが宿泊した「三木浦ソワイ」は、漁村の暮らしを体験できる民泊。古き良き和風住宅を一棟まるごと一組限定で借りることができ、ゆったりと過ごすことができます。
【３日目】帰り道、穴場の釣りスポットを発見
雨も止み、日差しが暖かかった３日目。三木浦ソワイを後にして、近くを散策しに出発。
途中、穴場の釣りスポットを発見したそうです。
大好きな釣りを満喫した３日間のワーケーションを振り返り、橋爪さんは、
「雨に降られましたが、趣味を楽しみながら自分の仕事へのヒント得ることができた３日間でした。次は妻を連れて一緒に来たい。」と話してくれました。
＜過ごし方の一例＞
【１日目】
12:00 『シェアスペース土井見世』到着、テレワーク開始
14:00 ウェビナー受講
15:00 尾鷲市内で買い出し
16:00 三木浦漁港周辺を散策・釣り
17:00 三木浦ソワイ着、テレワーク
【２日目】
6:00 三木浦漁港にて釣り
9:00 三木浦ソワイにて雨のため終日テレワーク
【３日目】
10:30 『シェアスペース土井見世』着、地元の方と面談
12:00 ワーケーション終了
＜施設紹介＞
シェアスペース 土井見世
〒519-3611 三重県尾鷲市朝日町14-2
三木浦ソワイ
〒519-3814 三重県尾鷲市三木浦町25