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しごともアクティビティも充実! 三重のまんなかでワーケーション

ワークスペース

2022.5.23

カザクル・サイクリングステーション/サイクリストの秘密ラボ・flasco【2施設併設】

しごともアクティビティも充実! 三重のまんなかでワーケーション

大型リゾート施設「VISON」がオープンし、新たな観光スポットとして注目が集まりつつある三重県多気町で、充実のコワーキングスペースと自転車の体験プログラムを満喫してきました。

こんな田舎に!?充実のコワーキングスペース

多気町は三重県のほぼまん中に位置し、高速道路からのアクセスも良好です。近年は大型リゾート施設visonがオープンし、観光スポットとしても注目を浴びています。

今回は、そんな多気町の丹生地区にある「カザクル・サイクリングステーション」を訪れました。運営者の地域資源バンクNIUの事務所兼コワーキングスペースとなっています。

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入り口を入ると玄関先に自転車のヘルメットが並んでいました。とてもかわいいデザインですね。

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中に入ると約100平米の広々とした空間。コワーキングスペースとたくさんの自転車が並んでいます。壁や床の木の雰囲気がとても落ち着きます。壁はヒノキのタイルで、地元の製材屋さんとのコラボなんだとか。

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迎え入れてくださったのは、地域資源バンクNIUの西井匠さん。
スポーツ科学の博士号を持ち、北京オリンピックのマウンテンバイク競技の監督という経歴を持つ自転車のスペシャリストです。


カザクルステーションの大きな特徴は2つ。

・コワーキングスペースとしての機能が充実していること
・自転車を活用したプログラムが充実していること

コワーキングスペースはビジネスインフラが整っていることが一番の特徴です。
西井さん自身が、全国各地でワーケーションを経験して、「ここが充実しているともっと良かった」と感じた部分を意識して、設備を整えたそうです。

大型モニタ、WEBカメラ、複合プリンタ等、ビジネスで必要な機材は一式そろっています。また事務所兼の施設のため、文房具や模造紙など「そういえばあれがない!」という困りごとにも対応してもらえます。本当にちょっとしたことですが、これは大きい。

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その中でも目を引くのがこの55インチの大型モニターです。
4K画質に対応しており、そのために必要な通信インフラもしっかり整っているとのこと。WEB会議やプレゼンテーションでもしっかり活用できそうです。

ワークスペースのテーブルも1.8m×1.8mと大きく、資料を広げながらゆったりと仕事をすることができます。また、複数人で図面や模造紙を広げてワークショップを行う際も、この大きさなら問題なさそうですね。

コーヒーメ―カー、エスプレッソメーカーも完備。疲れた時や気分転換したいときはソファースペースで休憩できます。

ちなみにコワーキングスペースは24時間利用可能です。

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その他の設備として面白いのが、焚き火台です。
外に設置されており、冬場は焚き火にあたりながら仕事ができます。Wi-Fiも問題なく届くので、外でPC作業も可能です。
ただ、焚き火にはまってしまうと仕事がそっちのけになってしまうかもしれません。
火を見ていると、マシュマロとか焼きたくなっちゃいますよね…。

冬限定ですが、気分転換にはとても効果的だと感じました。

自転車の体験プログラムで心も体もリフレッシュ!

「カザクルサイクリングステーション」のもう一つの特徴は自転車です。
コワーキングスペース内には、普段あまり見ないタイプの自転車もたくさん並んでいてじっくり見てしまいます。

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こちらは電動自転車。こちらもおしゃれなデザインです。
1人でちょっとお出かけしたいときは自転車のレンタルも可能。クロスバイクやマウンテンバイク、そして体力に自信のない方は電動自転車を借りることができます。

カザクルサイクリングステーションでは、自転車ツアーを体験できます。里山をじっくりめぐるピクニックツアー、そして松阪多気エリアが世界に誇る松阪牛を堪能できるsukiyakiツアーなど、自分の関心ごとや体力に合わせてプログラムを選ぶことができます。

子ども連れのワーケーションも想定されていて、親が仕事に集中している間、子どもを外に連れ出してくれる体験プログラムも用意されています。これも、西井さんが実際に感じた不便さを解消できるようにしているとのこと。

家族旅行の延長にあるワーケーション。ワーケーションがもっと広がっていくためには、ワークとバケーションが上手に分離されている視点も大事だなあと感じさせられました。

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今回はマウンテンバイクのプログラムを体験させてもらいました。
子ども対象のプログラムですが、大人ももちろん体験可能です。

マウンテンバイクを軽トラックの荷台に乗せ移動すること約5分、運動公園の一角に到着しました。目の前にはマウンテンバイク用に整備されたコースが!

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このコースは「パンプトラック」という起伏のある凸凹のコース。凸凹をこえるときに自転車を押したり引いたりすることで、ペダルを漕がなくてもどんどん加速していくことができる…とのことなんですが、果たしてホントにできるのか?

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説明を聞いたあと、早速トライしてみました。
コースの作り方が絶妙で、凸凹の間隔が微妙に違ったり、加速したいところにカーブがあったりと、難所がいくつか。ペダルを漕がずに走るなんて本当にできるのか?

でも何度かトライしていると、少しずつ乗り方の感覚が分かってくるようにも思えます。いや錯覚かも? とりあえずもう一回挑戦してみるか。

…そんなこんなで気がつけば何周もコースを回ってしまいました。シンプルだからこその面白さ。子どもはもちろん大人もハマります。「今度こそあそこのカーブを!」

西井さんたちはこのコースを使って、子どもたち向けに「マウンテンバイクの学校」を主催されています。

そこで大事にされているのは「上手くなること」よりもまず「楽しむこと」。
子どもだけでなく大人も大事にしたい視点だなあと感じました。

熱中している時は時間が経つのもあっという間。気づけばもうお昼です。
1時間弱の体験でしたが、もっとやっていたかったですね。

マウンテンバイクの学校

食事&散策! 丹生地区を満喫してみた

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コースから戻った後は、農村料理レストラン「せいわの里まめや」へ昼食を食べに行きました。カザクルサイクリングステーションからは徒歩5~10分程度で行けます。食堂の隣には直売所があり、野菜やお惣菜等を買うこともできます。

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まめやの料理は、大豆や野菜を使った地域の郷土料理がメイン。おからドーナツや、おはぎ等のスイーツもあります。バイキング形式なので、好きなものを好きなだけ取ることができます。自転車で走り回っておなかが減っていたこともあり、気づいたらこの量になっていました。

季節毎に旬のものが並ぶのも特徴で、この日はフキノトウの天ぷらが並んでいました。

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個人的に好きなのは炒り大豆。お惣菜の中でも一番人気だそうです。お土産としても買うことができます。

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昼食後、運動もかねて周辺を散策していると、お寺の大きな山門が目に入ってきました。丹生大師神宮寺、古くから地域の方々に親しまれてきたお寺です。境内には、いくつかのお堂や、他のお寺ではなかなか見ることができない回廊など、趣のある建造物がたくさん。こういう場所に来ると心が少し清められる気がしますね。

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丹生地区では散策地図も作られていました。この他にも見どころがいっぱいあるようですね。時間があればいろいろ回ってみたいところです。

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散策から戻った後はオンラインで打合せ。大型モニター、すごい迫力です。
午前の体験の影響でほどよい睡魔に襲われる瞬間もありましたが、そんな時はソファーで休憩をはさんで、結局日が暮れるまで仕事に没頭しました。

最後は鍵をセキュリティポストに返して帰路につきました。夕飯は隣の松阪市で焼肉でも食べようかな。

今回は日帰りのワーケーションでしたが、宿泊するなら近隣にはVISONやビジネスホテル、民泊施設があります。ホテルや宿だと仕事とプライベートの時間の切り分けが難しく感じる方にとっては、コワーキングスペースの方がしっかり集中して仕事に臨めそうですね。充実した設備で仕事も順調、楽しいアクティビティでリフレッシュもばっちりなワーケーションでした。

過ごし方の一例

【1日目(日帰り)】
10:00 「カザクルサイクリングステーション」到着。メールチェック等の仕事
11:00 パンプトラックに移動&体験
12:00 「せいわの里まめや」にて昼食
13:00 周辺を散策
14:00 「カザクルサイクリングステーション」に戻り、オンライン打合せ等の仕事
17:00 帰路へ

施設の紹介

カザクル・サイクリングステーション
〒519-2211 三重県多気町丹生1718-1

カザクル・サイクリングステーション

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せいわの里まめや
〒519-2211 三重県多気郡多気町丹生5643番地

せいわの里まめや

丹生大師
〒519-2211 三重県多気郡多気町丹生3997

丹生大師

ライター情報

やすみや

松阪生まれ。イラストマップづくり等、中山間地の方々の活動に関わること約10年、気づけばもう40代です。先の見えない人生を、今も楽しみながら模索中。